定期巡回・随時対応型訪問介護看護の仕事の特徴について

定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、在宅向けに焦点を向けた介護・看護サービスの形式です。通常の訪問業務と比べ、訪問時に行われる仕事内容自体に大きな違いはありません。ただ、定期巡回・随時対応型訪問介護看護では、「一日に数回訪問する」「一回あたりの平均滞在時間が短い」ことが通常の訪問業務との違いになります。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護の特徴は「24時間・365日体制であること」と「一日複数回訪問であること」、そして「月額定額制」であることです。通常の訪問介護では、サービス提供は基本的に日中であったり、週〇回・一回あたり何分の滞在で料金が決定する形式が多くなっています。そうした訪問頻度の都合上、突発的な容態の変化に迅速に対応できないといった問題もありました。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護では、事前の計画に基づいた一日数回の訪問ケアの他に、家族や本人から連絡を受けた場合に看護・介護に関する有資格者が駆けつける24時間365日の随時対応のサービスを行っています。随時の呼び出しについては、その時の要介護者の状況に応じた身体介助や、特に介助の必要がなければ安否確認・見守りや健康チェックだけでその回の訪問は終了します。

そんな柔軟性が特徴的な定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、在宅介護ニーズの高まりに沿った地域密着型サービスとして、各方面から注目を集めています。需要が高まる現場の最前線で活躍したい介護士の方は、ぜひ参入を考えてみてはいかがでしょうか。