地域密着型サービスで働く上での注意点

地域密着型サービスは、あらゆる対応が必要とされています。中でも小規模多機能居宅介護は、訪問・通所・宿泊などさまざまなサービス内容があるため、仕事内容も多く覚える必要があります。また、24時間体制なのでシフト制の中には早番から夜勤があり、崩れやすい生活リズムの体調管理が重要になってきます。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護での勤務は、利用者の自宅に訪問し、コミュニケーションをとりながら必要なサービス提供をしていきます。デイサービスや施設での勤務のような複数人の対応が苦手な人は、個別対応になるため向いているかもしれません。

ただ、在宅介護となると一人ひとりのサービス内容が違ってくるため、特徴を把握しながら利用者のニーズに対応する必要があります。個々とのやりとりとなると、精神的なコミュニケーションやより細やかな気遣いが必要とされます。そのため、人のエネルギーを受けやすい人や不満などを溜め込みやすい人には、なかなか難しい仕事だといえます。

サービス内容によって介護士の対応は異なりますが、地域密着型サービスは、とにかくコミュニケーションが必須とされるサービスです。人と話すことが好きな人が向いている仕事でしょう。そして、全ての現場で求められるのが、利用者とのやり取りの中で日々の変化に気付く観察力と、他の職員との報・連・相を心がける姿勢です。

介護の仕事は、日々変化のある仕事です。もちろん最初から完璧にできる人はいません。とはいえ、初心者だったとしても、挨拶や、お礼が言えるマナーと、臨機応変に対応できる人であれば、周囲も快く受け入れてくれるはずです。人を安心させることができる、常識的な振る舞いを意識するようにしましょう。